退職願の書き方
転職や一身上の都合で退職する際、社会人として必ず提出しなければならないのが、この退職願いです。実際、「退職願(届)」なのか「辞表」なのか疑問に思っている方も多いようですが、一般的には「退職願」が正しいようです。
ドラマなどでは、よく上司や社長に「辞表」と書かれた封筒を叩きつけたり、机の中に常時忍ばせておくシーンなんかをよく見かけますが、実際に退職する際は「退職願」を提出しましょう。
事実、当サイト管理人も某有名マンガに記載されてた「辞表」の書式を真似て提出したところ、書類に不備があり却下、後日、その修正や正式な退職願いの書き方を教わるために、総務に何度も呼び出されたことがあります。
以下より、一般的な退職願の書き方を、サンプルを用いて書式や例文を紹介しております。
退職願を書く前に
まず、退職願いを書く前に注意しておかなければならないことがあります。それは、「退職願」とは、あくまでも退職を「お願い」するものであって、一方的に会社を辞めるために書くものではないということです。会社とあなたが雇用契約を結んでいる以上、通常は会社からの承認があってはじめてその契約を解除(会社を辞めることが)できるのです。
また、民法の規定により、提出から2週間以上経過すれば会社を辞められることになっておりますが、円満退職を望むのであれば、最低でも2週間以上、できれば1ヶ月以上前に提出しておくことが望ましいといえます。
注意しておかなければならないのが、会社によっては就業規則等で所定の「退職願(退職届)」を提出するよう定められてあったり、独自のフォーマットが決まっている会社もあります。総務等に確認することはもちろんですが、自分の中で退職することが決まったら、まず上司や先輩に退職する意思を伝えておくことが重要です。
また、退職願(用紙)に記入する宛名は、会社の代表者である社長ですが、提出する相手は直属の上司ですので、間違えても社長室のドアをノックする(社長に渡す)ことのないよう注意してください。
退職願の書き方の例
会社に所定の「退職願(退職届)」やフォーマットがない場合、自分で用意・作成することになります。まず、下記のように退職願いを書くための準備をしましょう。
- 便箋(用紙)
市販の白無地のものか、薄く線の入っているものでも可。 - 封筒
市販の無地のものを揃える。間違っても茶封筒や色つきの封筒、または社内用の封筒を使わないこと。なお、退職願いの封筒の書き方は、表面に「退職願」と記入し、裏面には自分の所属する部署名と名前を記入します。 - 筆記用具
万年筆などのインクが均等に出やすいものを使用する。インクは黒を使用し、手書き且つ縦書きで記入すること。
退職願例文
ホームページの性質上、お見苦しいレイアウトではございますが、適宜解釈してください。注意事項にはリンクを設けておりますので、クリックして説明を確認することができます。
縦書きの退職願いサンプル(PDF):退職願いサンプル
私こと、
もって退職いたしたく、お願い申し上げます。
営業部第一課 退職 太郎(印)
代表取締役社長 序部 月太殿
記入時の注意点
書き出し
書き出しを一番下にすることで謙譲の意を表す。「私は」、「私こと」、「私儀」など、どの表現でも可。
退職理由
具体的な退職理由は、口頭で直接上司に伝えればよいとされているので、退職願いに書く退職理由は「一身上の都合により」で問題ない。
退職する日
公式書類なので、日付けがないと無効になる恐れがある。退職する正確な日付けを記入しよう。
記入した日
こちらは、書いた日付け、または提出する日付けを記入しよう。また、「…お願い申し上げます」や「…お願い致します」が一般的。
印鑑
退職する日同様、印鑑が押されてないと無効になる恐れがある。慎重に且つキレイに押印しよう。
宛名
宛名は、会社の代表者である社長を記入します。社長の名前を書く際、自分の名前より下にこないようにレイアウトをしましょう。また、自分の名前より気持ち大きめのサイズで記入しましょう。
敬称
退職願いは公式書類ですので、記録として保存する必要があります。よって、社長名の敬称は、「殿」が適切であるとされています。
以上、一般的な退職願いの書き方をご紹介してきましたが、不明な点や疑問な点がありましたら、会社の総務部などに相談するのもいいかもしれませんね(気まずい方もいるかもしれませんが…)。