メンターとは
企業によっては、「メンター制度」、「チューター制度」、あるいは単に「アドバイザー制度」とも呼ばれる人事システムのことで、特定の先輩社員が若手社員の相談役や指導者になることをメンター(Mentor)、受ける側をプロテジェ(protege)と呼ぶ。
メンターの語源は、ギリシャ神話「オデュッセウス」に登場するメントールに由来しており、英雄・オデュッセウスの不在中、その息子・テレマコスが成人に至るまでの教育を任されたことから、「賢明な助言者」として、指導者、助言者、教育者、支援者などの役割で用いられるようになった。
インターネットやメールの普及により、職場の人間関係が希薄になっている昨今、相談役はもちろん、配置換えによるミスマッチや社員の孤立化を防ぐなど、若手社員のみならず中間管理職や雇用延長して勤務する60歳代など、幅広い年齢層にメンターを割り当てる企業もある。
これらの背景には、就職氷河期や成果主義の広がりが影響しているとされ、「面倒見の良い先輩・上司」や「退社後の一杯(上司と飲みにいく)」などが減り、一昔前より忙しいのに相談相手が少なくなっていることなどが挙げられる。
メンター制度は、基本的にマンツーマンで行い、業務上の問題だけでなく、社会人としてのマナーといった人間性に対しても、定期的・継続的に交流し信頼関係を築いていく。
また、アメリカでは以前より導入する企業が多く、一定の効果も挙げていることから、日本でも制度の必要性が高まり、多様化も進んでいくと見られている。
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