労働生産性とは
労働生産性は、労働者一人あたりにつき、どれだけの付加価値を生み出したかどうかを測る尺度のことで、会計学においては「付加価値生産性」とも呼ばれ、各種生産性のうち最も重要なものとされている。
労働生産性の具体的な算出方法については、
- 労働生産性=生産量(付加価値)÷労働量(従業員数)
で計算することができ、また、下記の等式で生産要因分析がなされる。
- 付加価値生産性(付加価値÷従業員数)=経営資本集約度(経営資本÷従業員数)×経営資本回転率(売上高÷経営資本)×付加価値率(付加価値÷売上高)
この等式では、付加価値生産性を経営資本集約度、経営資本回転率、付加価値率の三つに生産要因を分析し、これにより、付加価値生産性の向上が投資対策によるものなのか、操業度対策によるものなのか、あるいは外注対策によるものなのかを検討し、その相互関係をみていく。
なお、一定時間内に労働者一人当たりでどれだけの国内総生産(GDP)を生み出しているかを表す労働生産性については、日本はアメリカの70%程度にとどまっていることが内閣府の調べで分かっている。
各国・地域の労働生産性2005年
※アメリカを100とした場合
- ユーロ圏…87
- 英国…83
- 日本…71
また、OECD(経済協力開発機構)諸国平均が75なので、日本はそれよりも下回っていることになる。
ちなみに、1970年代初頭の日本ではアメリカの約40%程度、その後、経済成長(設備投資拡大による効率化の進行)により生産性は急上昇したものの、1970年代に入ってからは停滞し、ここ15〜16年間はアメリカの70%前後に止まっている。
労働生産性の関連語句